おうちで簡単に突っ張り式の収納が作れる「ラブリコ(Labrico)」。
壁に穴を開ける必要がないので、賃貸に人気の商品です。
しかし、ラブリコは上下に突っ張って支えるという特性上、どうしても跡が残ってしまいます。
この記事を読めば、ラブリコで跡が残る要因と、特に注意するべきことを理解することができます。
上下に耐荷重以上の圧がかかり、跡が残る
ラブリコは、木材を上下に突っ張ることで摩擦により固定する器具です。
ラブリコの耐荷重は通常タイプで20kgですが、荷重を支えるために上下に耐荷重の何倍もの力で押し付けています。
強い力で長期間押し付けることになるので、多少の跡は残ることを覚悟しておいてください。
押し付けによる跡の他にも、日光が入る場所では日焼けにより周囲との色の差が発生することも覚えておきましょう。
特に賃貸の場合は、退去時には現状復旧が基本であり、経年劣化以上の傷や凹みは復旧費用を請求される恐れがあるので気をつけてください。
材料により跡の残りやすさが違う
洋室であればフローリング、和室であれば畳と言ったように、設置する箇所の材料によって跡の残りやすさが違います。
一般的にフローリングよりも畳のほうが柔らかく、押し付け跡が残りやすいので、和室に設置する場合は要注意。
ラブリコの底に木の板を1枚噛ませるなどして、圧力が分散するように設置しましょう。
天井が石膏ボードになっている場合は要注意!
賃貸マンションやアパートの天井の作りには、大きく2パターンあります。
直張り天井なら問題ないのですが、二重天井の場合は石膏ボード相手にラブリコを突っ張る必要があります。
石膏ボードは耐荷重が10kgと脆く、ちょうど野縁に当たる部分にラブリコを設置できれば良いのですが、そうでない場合は石膏ボードを突き破る危険があります。
設置した直後は問題なくても、長期間圧力がかかることでジワジワと天井が抜けてしまうことも。
天井が石膏ボードかどうかを確認するには、押しピンを天井に刺し、白い粉が付くかどうかを確認しましょう。
野縁の位置を調べるには、下地チェッカーを使用するのがおすすめです。
もし天井を突き破ってしまった場合、個人で直すのは至難の業です。
穴が開いたまま放っておくと、漏水になったり、虫やねずみの侵入経路となり危険です。
賃貸の場合は、まずは大家さんに相談し穴を塞いでもらいましょう。
持ち家の場合は、リフォームの専門業者に依頼するのがおすすめです。
リフォームは会社によって施工方法も値段もピンキリなので、比較サイトで比べてみることをおすすめします!
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ラブリコは長期間の設置が基本なので、床や天井にじわじわと大きな力が加わり跡が残りやすいです。
床の跡を軽減するには、ラブリコとの間に木の板を挟む等で圧力を分散させましょう。
また、天井が二重天井の場合は、石膏ボードを突き破らないよう注意が必要です。
もし天井を突き破ってしまったら、賃貸の場合は大家さんに相談、持ち家の場合はリフォームの専門業者に依頼するのがおすすめです。
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