おうちで簡単に突っ張り式の収納が作れる「ラブリコ(Labrico)」。
ラブリコには木材が必要ですが、木材の長さは設置箇所の「床~天井の距離 – ○○mm」となっています。
(○○mmはラブリコの種類によって異なる)
しかし、木材を切る時に長さをぴったり合わせるのはなかなか難しく、誤差が出てしまうもの。
では、木材は誤差何mmまでなら設置可能なのか?購入者の口コミから検証したいと思います。
これを読んだあなたは、ラブリコの木材の長さが誤差何mmまでOKなのかの参考値を知ることができますよ!
ラブリコ公式によれば誤差±2mmまでOK
用意した木材の長さは誤差何mmまでOKですか
ご用意いただく木材は、±2mmまでの誤差ならご利用の際問題ございません。 正しい長さにカットしていない木材をご使用になりますと、正しく設置できない可能性もございますので、できるだけ正確に天井高さの採寸と木材の切断をお願いいたします。
LABRICO FAQ – ラブリコよくあるご質問
ラブリコ公式QAでは、木材の誤差は±2mmとなっています。
しかし、2mmという数値はかなり小さく、ホームセンターで木材を切るサービスでも「2mmは誤差範囲内」とする店が多いほど。
ラブリコのアジャスターを伸ばせる長さは通常タイプでも18mmあるので、2mmと言わずもう少し余裕がありそうに感じます。
Amazonレビューにはもう少し大きい誤差でも大丈夫との口コミが
購入者のリアルな声が聞けるAmazonレビューから、どれぐらいの誤差まで許容範囲なのか検証してみたいと思います。
ただし、家の材質や設置場所により状況は大きく異なりますので、あくまでも参考値であることは忘れないでください。
普通タイプ(DX-1シリーズ)の場合
普通タイプの木材の長さの推奨値は「床~天井の長さ – 95mm」。
Amazonレビューには下記のような声が。
他の方のクチコミを参考に天井高マイナス90mmでホームセンターの機械でカットしてもらいましたが、設置時の最短設定でも天井の隙間としてまだ少し余裕もありラブリコの調整ネジとしてはとても良い感じの回転数でしっかり設置できました。作業時間は1分かかりません。ホームセンターの実物展示よりも随分としっかりしたものが立ちました。メーカー推奨は95mmですが、説明書としてはちょっと保険をかけすぎでは無いかと思いました。
Amazonレビュー SAKさん
このラブリコは95ミリ短くと設定されていますが、100ミリでも90ミリでも対応できます。
うちの天井の場合、5センチほど木材をカットすることになるんですが、ディアウォールだと5ミリ違うと固定感がゆるかったりきつかったりします。そこでスペーサーをかませて調整してとやってると結構大変です。
ラブリコなら大体でもOKなので、1センチぐらい違ってもネジで調整できてしまいます。
Amazonレビュー いくじパパさん
式では天井高-95mmを推奨していますが、ピラーブラケットでツッパリが物足りなかった経験上、(ググって推奨されてた)天井高-90mmを試してみたものの…今度はアジャスターでのジャッキアップが不必要なほどギリギリの高さに。
Amazonレビュー カスタマーさん
これらをまとめると
- –90mmだと良い感じ。95mmは保険をかけすぎ。
- –100mmでも-90mmでも対応可能。
- -90mmだとギリギリの高さ。
となり、まとめるとレビューから得られる情報による誤差は±5mm程度(参考値)という結果になりました。
強力タイプ(EX-1シリーズ)の場合
強力タイプの木材の長さの推奨値は「床~天井の長さ – 120mm」です。
Amazonレビューには強力タイプの木材の長さについて言及するレビューがありませんでした。
しかし、先程の通常タイプと可動部分の構造が似ており、可動幅もほぼ同じ(1mm差)であることから、通常タイプと同じ±5mm程度(参考値)であると考えられます。
アイアンタイプ(IX-1シリーズ)の場合
アイアンタイプの木材の長さの推奨値は「床~天井の長さ – 75mm」です。
Amazonレビューには下記のような声が。
説明に書いてある通りのマイナス75mmカットでは、縮めきった状態でも天井につっかえてしまうので、皆さんおっしゃるようにマイナス85〜95mmぐらいが良いかもしれません。
Amazonレビュー Amazonのお客様さん
(伸縮部分を)最も短くすると、たしか75mmだったと思う。この分のクリアランスは差し引いて考えるべし。
Amazonレビュー toshiさん
私は余裕を見込んでもう10mm短く切ったが、5mmくらいで十分だった。
これらをまとめると
- 推奨値より10mm~20mm短くても良い
- 推奨値より5mm短いぐらいで十分だった
となり、レビューから得られる情報と公式の情報(±2mm)を合わせると、+側は2mm、-側は5mm程度(参考値)という結果になりました。
誤差範囲を超えてしまった時の対処法
誤差範囲を超えてしまった場合、せっかく買った木材を無駄にしたくないですよね。
下記にて対処法を紹介させていただきますので、是非参考にしてください。
木材が長かった場合
木材が長かった場合は、天井と地面に対して垂直に設置する事ができず、斜めに取り付けてしまう可能性が高くなります。その場合、荷重が外にかかってしまうため、倒壊の恐れがあり危険です。
木材が長かった場合は、ノコギリなどで適切な長さにカットしてから使用するようにしましょう。
木材が短かった場合
木材が短かった場合は、足りない分の長さがラブリコの可動域の範囲内であれば取り付ける事自体は可能です。ただし、上下の突っ張り力が弱くなってしまうため、安定性がなくなる可能性がありますので、必ず取り付けた後に安全性を確認するようにしましょう。
長さが大幅に足りない場合は、短い木材同士を組み合わせて長くする「ジョイントパーツ」がありますので、活用してみましょう。ただし耐荷重が小さくなるため、取り付けるものが重くなる場合は素直に新しい木材を用意しましょう。
長さが計算通りでも”突っ張り力の上げすぎ”には注意!
木材の長さが正確でも注意すべき点があります。それは、突っ張り力を上げすぎないことです。
アジャスターを伸びる方向に回転させると突っ張り力が上がりますが、家屋の状態によっては天井や床に穴を開けてしまう危険があります。
穴が開いてしまうとそこから虫が入ってきたり、雨漏りの水が流れてくることも。
もし穴が開いてしまった場合、無理に自分で直そうとせず、賃貸の場合はまずは大家さんに相談、持ち家の場合はリフォーム会社に相談するのがいいでしょう。
リフォームは会社によって施工方法も値段もピンキリなので、比較サイトで比較してみることをおすすめします!
まとめ
ラブリコ公式が謳っている誤差範囲は±2mm(全種類)です。
しかし「2mmは厳しすぎる」という方は、Amazonレビューで実際に設置した方の情報から得た下記の誤差範囲を参考にしてはいかがでしょうか。
名前 | 推奨の木材長さ | 誤差範囲 |
---|---|---|
通常タイプ(DX-1シリーズ) | 【床~天井】-95mm | ±5mm |
強力タイプ(EX-1シリーズ) | 【床~天井】-120mm | ±5mm |
アイアンタイプ(IX-1シリーズ) | 【床~天井】-75mm | +2mm,-5mm |
これらはあくまで参考値ですので、基本は公式が謳っている±2mmを守るのがベストです。
また、長さが正確でも設置時に突っ張り力を上げすぎると天井や床に穴が開いてしまう可能性があります。
穴が開いた場合は無理に自分で直そうとせず、大家さんに相談したり、専門の業者へ依頼しましょう。
専門業者への依頼については比較サイトで比較してみることをおすすめします!